grambooks の出版物
カタログ・アーティストブック
五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年

256ページ上製
本体価格 3,000円
発行:明治学院大学
制作:グラムブックス
販売:ナディッフ ギャラリー5
東京オペラシティ アートギャラリー における「五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年」(2013年10月11日〜12月23日)の公式図録。幕末以来、 わが国において西洋音楽がどのように受容されてきたかを垣間見ることができる類例のない規模の展覧会。 出品資料約300点を収録するほか関連年表や音楽雑誌創廃刊チャートなど資料性も高い。 音楽に関心のある者のみならず、日本の近代化に興味がある人にとって価値のある一冊。美術や文学をはじめ他の表現分野を相対化して考えるヒントに満ちている。

極彩の闇 絵金

256ページ上製
本体価格 3,800円
ISBN978-4-903341-16-3
幕末から土佐を舞台に活躍し「芝居絵屏風」を大成した絵師・金蔵 (通称、絵金)。生誕200年を迎える今年(2012年)、 高知県立美術館で大規模な展覧会が開催されたが(10月28日〜12月16日)、 本書はその公式図録でもある。《子供四季風俗図》《土佐震災図絵》《絵本大変記》など、 これまでほとんど掲載されなかった画帖を含む作品の網羅的な掲載はもとより、祭礼写真も多く盛り込むことで、芝居絵が飾られる本来の雰囲気を伝える。 また、凄惨な場面の描写で知られる絵金のユーモアに着目したページを設けたり、 最新の科学調査の結果も報告。映画や舞台を含め絵金を取り巻く没後の言説を素描することで、 絵金像の流布もフォローする。従来にはないアプローチで謎に満ちた絵師に迫る定本!

菊畑茂久馬 戦後/絵画

416ページ上製
本体価格 4,000円
ISBN978-4-903341-13-2
福岡市美術館(2011年7月9日〜8月28日)と長崎県美術館(同年7月16日〜8月31日)で同時期に開催された菊畑茂久馬の大規模な回顧展の公式カタログ。両会場に展示された全323作品をカラー図版で掲載したほか、23ページにわたる詳細年譜、14ページにわたる文献リスト、全著書の解題、消失作品の記録写真など、資料も充実している。加えて計71ページにもおよぶロング・インタビューを収録。美術作品だけでなく、執筆をはじめ多岐にわたる創作活動を展開してきた菊畑の、生い立ちから現在に至る各ターニング・ポイントをおさえることで、作品と言葉の双方からその創造世界に迫る構成となっている。 九州派、上野英信、サークル村、大平洋戦争記録画、山本作兵衛、炭坑記録画、暗河…菊畑とかかわりのあるキーワードを並べると、戦後前衛美術にとどまらず、日本の戦後文化を理解するために重要な要素が含まれていることがわかる。

城田圭介 作品集

城田圭介 WORKS 2003-2009

162ページ
本体価格 3,800円
カラー写真とモノクロームの絵具で構成される城田圭介のペインティング。パートカラーの画面は、 人がものを見るときの視覚のメカニズム、あるいは記憶にとどまる際のメカニズムを暗喩しているようにも見えます。
本書では、デビューから最新の個展まで、これまで発表してきた全作品154点を網羅。 その変遷を追うと、画面の構成がより複雑になり、重層的になってきていることがわかります。 そのほか、過去に城田作品を論じたテキスト、 国内外の美術館・ギャラリーでの展覧会会場風景なども収録し、現時点での完全ドキュメントとなっています。



城田圭介
1975年生まれ
2003年東京芸術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了

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寺田真由美 作品集

寺田真由美 LIVING ABSENCE

160ページ
本体価格 3,800円
寺田真由美の写真は、緻密なミニチュア模型をつくることから始まります。 それをゼラチンシルバープリントとして定着させることで虚実の境界を揺さぶる寺田の作品は、 写真というメディアが持つ特性を存分に活かしているといえるでしょう。本書には2001年〜2009年に制作された137点を収録。 現段階でのレゾネとなっています。
現在、ニューヨークを拠点に活動を行なっている作家の作品を、写真評論家の飯沢耕太郎と、 アンディ・ウォーホル・ミュージアム学芸員のエリック・シャイナーが、書き下ろしで論じたテキストも掲載されています。



寺田真由美
1958年生まれ
1989年筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了

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伊庭靖子 作品集

伊庭靖子 1995-2008

120ページ
本体価格 3,800円
伊庭靖子が一貫して追い求めているのは「触感を眼で想像できる」絵画。
本書では、油彩画を中心に、ほぼすべての作品(135点)を時系列に掲載しました。 中には2001年のニューヨーク滞在中に実験的に描いた未発表作も含まれています。 植物、布、果実、クッション、皿…身近なモチーフを使って、膨大な時間を積み重ね て描かれた作品群。
微細な光を捉えることに腐心する作家の軌跡を垣間見ることができます。


伊庭靖子
1967年生まれ
現在、京都在住

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市村しげの 作品集 Time Drops

市村しげの Time Drops

96ページ
本体価格 3,500円
銀色の工業用塗料による微細なドットを駆使してクールな画面を構築する市村しげの。
本書には、1996年から2008年に手掛けられた、この「シルバー・モノクローム」シリー ズのペインティング82点を収録。個々の作品を一見すると無機質な印象を受けるかも しれませんが、複数を比較することで、そこに潜む豊穣な世界を垣間見ることができます。
また、併載した玄人はだしの写真と、ニューヨークでの生活を綴った文章は、作品か らは見えにくい作家の眼差しと内面を伝えています。 デザインは作品に合わせて、シルバーを多用したメタリック仕様です。

市村しげの
1963年生まれ
現在ニューヨーク在住

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高橋信行 作品集

高橋信行

112ページ
本体価格 3,400円
高橋信行の初めての作品集です。
愛知県立芸術大学在学中に描いたドローイング群から、2007年の最新作まで、作家自身が精選した154点により、これまでの仕事が一望できる内容になっています。
ときに「日本的」と評される高橋信行の作品ですが、本人は「日本を見直そうといったメッセージ性があるわけじゃない」として叙情性やコンセプトを否定し、視覚芸術としての絵画の造形性にこだわりを見せています。
「『よくがんばったなぁ』と思うと同時に、『なんかずっと同じことやってるなぁ』と思う」(本書あとがきより)と自ら振り返る、飄々としたユーモアも魅力です。

高橋信行
1968年生まれ
2000年VOCA展
2002年「アート・スコープ」アーティスト・イン・レジデンス(フランス・モンフランカン)招聘

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大竹伸朗 全景 1955-2006 展覧会図録

制作・発行:大竹伸朗 全景展 実行委員会
発売:グラムブックス

1,152ページ
付録CD2枚/特製スリーブケース入り
本体価格 9,000円
東京都現代美術館の企画展示室全フロアを使用して開催された、大竹伸朗の空前絶後の大回顧展「大竹伸朗 全景 1955-2006」(2006年10月14日?12月25日)の全内容をカバーした展覧会カタログです。

展示作品全点(約2,000点)を掲載。あわせて会場展示風景も収録されます。年譜・文献表、出版本・手製本・音の仕事まで完全網羅した資料編も充実の内容です。
大竹伸朗によるエッセイ「見えない音/聴こえない絵」も収録。
付録として、自動演奏装置作品《ダブ平&ニューシャネル》の演奏を収めた2枚のCD(『拾熱I?VII』と『ダI?II』)も付いています。





大竹伸朗
1955年東京都生まれ
2006年「大竹伸朗 全景 1955-2006」東京都現代美術館
2007年「大竹伸朗展 路上のニュー宇宙」福岡市美術館/広島市現代美術館 ほか個展多数。

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季大純 (Ji Dachun) 作品集

季大純

96ページ
本体価格 3,800円
「私は言葉で、文章で、作品の説明をするのが苦手だ。
語るより描く方が、私にとっては手っ取り早い。
作品を通じて十全に語りかけたいと思っているし、
そのように描いているつもりだ。
モチーフが静物から動物に、さらにはその臓物を含めた
より内部に踏み込むような変遷を辿っている理由の一端もここにある」
(本書プロローグより)

あるときは中国絵画の伝統的な技法を用い、またあるときはポップアートを思わせる軽妙な表現で、毒に満ちた風刺的なモティーフや謎めいた図像を描き出す画家・季大純。中国現代美術を代表するペインターの一人として常に数えられる存在です。
本書は初期の作品から最新作まで87点を掲載するとともに、季大純について論じたこれまでの評論文も紹介し、季大純の絵画の魅力を余すところなく伝えた作品集です。

季大純(ジ・ダチュン)
1968年江蘇省南通生まれ
中央美術学院(北京)油画科卒業
現在北京在住

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伊賀美和子 作品集 Madame Cucumber

伊賀美和子

80ページ
本体価格 2,500円
人形たちを主人公に、ユーモアと風刺にあふれた写真作品を発表する伊賀美和子の、初の作品集です。
作品に登場する人形たちはチープでカラフルかつ無表情ですが、それらが置かれた状況は深刻で苦悩に満ちた人生の一場面であり、現実の社会の姿そのものです。このギャップが、笑いを誘うと同時に、人生や現実社会が内包する虚構性・戯画性を容赦なく炙り出しています。
本書は伊賀美和子の新作40点と、作家にインスピレーションを与えた言葉の数々によって構成されており、併せて味わうことで、伊賀が描き出す物語世界をより深く楽しむことができます。

伊賀美和子
1966年生まれ
1999年キャノン写真新世紀優秀賞受賞
東京、ソウル等で個展、グループ展多数

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