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新刊のお知らせ


黒田雷児 著

終わりなき近代 アジア美術を歩く2009-2014
200ページ並製
本体価格 1,800円
ISBN 978-4-903341-17-0

最新のアジア美術情報をふまえたエッセイ集。内容は多岐にわたるが、欧米を中心とするアート史観に、 またマーケットが主導する現代美術の状況に一石を投じる著者の眼差しは一貫している。 魯迅の木刻からフィリピンのマンガ、ネパールにおけるポーバ絵画のトレンドまで、時代と地域も、ハイ・アートとロー・アートの垣根も自在に乗り越えた、ほかでは読めない話題が満載。 著者独自の視点でスナップしたアジア各地の写真も多く盛り込まれている。文章とリンクしたデザイン的な仕掛けも見どころ。
五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年
256ページ上製
本体価格 3,000円
発行:明治学院大学
制作:グラムブックス
販売:ナディッフ ギャラリー5

東京オペラシティ アートギャラリー における「五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年」(2013年10月11日〜12月23日)の公式図録。幕末以来、 わが国において西洋音楽がどのように受容されてきたかを垣間見ることができる類例のない規模の展覧会。 出品資料約300点を収録するほか関連年表や音楽雑誌創廃刊チャートなど資料性も高い。 音楽に関心のある者のみならず、日本の近代化に興味がある人にとって価値のある一冊。美術や文学をはじめ他の表現分野を相対化して考えるヒントに満ちている。
図版構成
I 幕末から明治へ
I -1 序・蘭学と西洋音楽
I -2 ペリー来航――黒船と楽隊
I -3 ヘボンと讃美歌
I -4 軍楽隊の結成
I -5 雅楽の伶人たちと西洋音楽
I -6 伊澤修二と音楽取調掛――マニフェスト「国楽創成」
I -7 唱歌――うたのふるさと
I -8 鹿鳴館と明治のコンサート
I -9 明治の文壇と音楽
I -10 作曲家 幸田延と瀧廉太郎
I -11 オペラ事始――「オルフォイス」と三浦環
I -12 明治の楽器
I -13 田中正平――「純正調オルガン」と日本音楽
II 大正モダニズムと音楽
II -1 山田耕筰の留学と帰朝
II -2 『詩と音楽』の山田耕筰
II -3 童謡運動と作曲家たち
II -4 宮城道雄と「新日本音楽」
II -5 オペラ! オペラ!――帝劇と浅草オペラ
II -6 セノオ楽譜
II -7 萩原朔太郎とマンドリン音楽
II -8 宮沢賢治と音楽
II -9 批評の誕生――大田黒元雄と『音楽と文学』
II -10 徳川頼貞と南葵楽堂
II -11 二つの「第九」初演
III  昭和の戦争と音楽
III -1-1 新興作曲家聯盟の結成
III -1-2 橋本國彦の夢
III -1-3 新興作曲家聯盟と作曲家たち
III -2 プロレタリア音楽運動の挫折
III -3 近衛秀麿と新交響楽団
III -4 ローゼンストックとプリングスハイム
III -5-1 チェレプニンとチェレプニン楽譜
III -5-2 ワインガルトナー賞
III -6 「国民歌謡」と流行歌、戦時歌謡
III -7 「紀元2600年」の祝祭
III -8 統制団体「日本音楽文化協会」――音楽は軍需品なり
IV 「戦後」から21世紀へ
IV -1 ドキュメント・サンフランシスコ講和条約まで
IV -2 実験工房――瀧口修造と若き芸術家たち
IV -3 「アルス・ノヴァ」と電子音楽
IV -4 二十世紀音楽研究所――「現代音楽」の祭典
IV -5 ジョン・ケージとメシアン
IV -6 Expo’70の音楽
IV -7 武満徹の音楽
IV -8 戦後音楽の旗手たち
IV -9 伝統と音楽・音楽の東西
IV -10 オペラの「戦後」と現在
IV -11 オーケストラの現在
極彩の闇 絵金
256ページ上製
本体価格 3,800円
ISBN978-4-903341-16-3

幕末から土佐を舞台に活躍し「芝居絵屏風」を大成した絵師・金蔵 (通称、絵金)。生誕200年を迎える今年(2012年)、 高知県立美術館で大規模な展覧会が開催されたが(10月28日〜12月16日)、 本書はその公式図録でもある。
《子供四季風俗図》《土佐震災図絵》《絵本大変記》など、 これまでほとんど掲載されなかった画帖を含む作品の網羅的な掲載はもとより、 祭礼写真も多く盛り込むことで、芝居絵が飾られる本来の雰囲気を伝える。 また、凄惨な場面の描写で知られる絵金のユーモアに着目したページを設けたり、 最新の科学調査の結果も報告。映画や舞台を含め絵金を取り巻く没後の言説を素描することで、 絵金像の流布もフォローする。従来にはないアプローチで謎に満ちた絵師に迫る定本!
菊畑茂久馬 戦後/絵画
416ページ上製
本体価格 4,000円
ISBN978-4-903341-13-2

第23回倫雅美術奨励賞

福岡市美術館(2011年7月9日〜8月28日)と長崎県美術館(同年7月16日〜8月31日)で同時期に開催された菊畑茂久馬の大規模な回顧展の公式カタログ。両会場に展示された全323作品をカラー図版で掲載したほか、23ページにわたる詳細年譜、14ページにわたる文献リスト、全著書の解題、消失作品の記録写真など、資料も充実している。加えて計71ページにもおよぶロング・インタビューを収録。美術作品だけでなく、執筆をはじめ多岐にわたる創作活動を展開してきた菊畑の、生い立ちから現在に至る各ターニング・ポイントをおさえることで、作品と言葉の双方からその創造世界に迫る構成となっている。 九州派、上野英信、サークル村、大平洋戦争記録画、山本作兵衛、炭坑記録画、暗河…菊畑とかかわりのあるキーワードを並べると、戦後前衛美術にとどまらず、日本の戦後文化を理解するために重要な要素が含まれていることがわかる。
黒ダライ児 著
肉体のアナーキズム
1960年代・日本美術におけるパフォーマンスの地下水脈

768ページ
本体価格 4,200円
ISBN978-4-903341-12-5